婦人科のご紹介先天性風しん症候群予防
先天性風しん症候群予防のために
妊娠初期に風しんにかかると、母親から胎児に感染し、目や耳、心臓に障害のある子どもが生まれることがあります。この障害は先天性風しん症候群と呼ばれています。
この発生を予防するためには、風しんの免疫のない妊娠前の女性にワクチンを接種することが効果的です。また、女性の同居家族などにも接種を行うことで、感染の広がりを防ぐことができます。感染拡大の防止のため各自治体で、抗体検査やワクチンの助成事業を行っています。

以下に千葉市の例を挙げます。

風しん抗体検査について

助成の対象となるのは次の方です。千葉市に住民登録があり、
検査費用は無料です。
なお、妊娠している方は受けられません。
当院は市の医療機関です。申込書は当院に備え付けてあります。
予約をお取りになって、受診してください。

風しんワクチン(現行は麻しん風しん混合ワクチン)接種について

対象は千葉市に住民登録があり、
風しん抗体検査の結果抗体が低い方 HI法 16倍以下 EIA法 8.0未満
市で行っている抗体検査の結果以外でも、抗体が低いことが証明されれば受けられます。

自己負担なく無料で受けられます。
ワクチンは数が限られますので、接種希望の方は必ず事前に予約をお取りください。
受診の際、風しん抗体価が低い方かの確認を行いますので、抗体価の書かれた書類を必ずお持ちください。予約表は当院にあります。
妊娠中の方、その可能性のある方は接種できません。
女性の方は、接種後2か月間は避妊する必要があります。
このワクチンは生ワクチンですので、接種後4週間は別のワクチンを打つことは避けてください。

この助成制度は、千葉市民対象の2019年6月現在のものです。各自治体によって制度は異なります。また、制度に期限の定めがありたびたび変更されますので、希望する方はその都度自治体のホームページ等で確認してください。