新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。

まず年始にあたり、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの勢いがさらに増し、当法人の2病院もその影響を大きく受けました。クラスターの発生により、一時期、一部の病棟を閉鎖せざるを得ない状況にもあり、患者さま、ご家族さまには、Webでの面会をお願いするなど、ご不便をお掛けしたことと思います。院内での感染症終息に向け、多くのご支援・ご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

その中でも、季美の森リハビリテーション病院では、9月に通所リハビリ特化施設をオープンしました。これは当法人の理念である「地域密着 -地域に良質な医療・介護サービスの提供を-」を体現したものであり、山武郡市において、診療所や介護事業所を含め、より一層、手厚い医療・介護サービスを提供することが可能となり、今後の更なるご利用を期待するものであります。

これまで山武郡市を中心として培ってきた医療・介護サービス体制を、今後、幅広いエリアで展開していくためにも、6月に本部事務所を県都千葉に完全移転し、県の中心部から、各事業所の運営を支えていくこととなりました。

千葉みなとに位置している令和リハビリテーション病院も開院2年目となり、千葉エリアに根付き、各医療機関との連携体制を強化しております。今後は、千葉きぼーるクリニックを含めた退院後のフォロー体制を強固に進めていく所存であります。

スポーツ界をみると、サッカーW杯の盛り上がりがあった1年でしたが、当法人として、シーズンを通してサポートしたプロゴルファー稲見 萌寧選手、吉田 優利選手、鈴木 亨選手、塚田 好宣選手の日立3tours チャンピオンシップ参戦や、車いすバスケットボールU23世界選手権での日本代表男子の金メダル獲得のニュースは、多くの勇気と感動を与えてくれました。

現在、当法人には、800名を超える職員が在籍し、「北は北海道、南は九州・沖縄」と、全国各地から参集してくれております。これらのスタッフが、地域の方々に、良質な医療・介護サービスを提供することはもちろんのこと、当法人に期待し、集まってくれた職員に対し、理想のサービスを提供できる環境を用意することもまた、私たちの役割と考えております。

2026年4月には、印西市のPFI事業の一環として、千葉ニュータウン中央駅前に、鎮誠会としては5つ目のクリニックを開設します。これまでの4つのクリニックでは、スポーツや骨粗鬆症、ウィメンズヘルス、学童期、介護予防など、幅広い領域で展開していきましたが、印西でのクリニックは、それらの経験を活かしていくとともに、今までにない革新的なクリニックを創造していきます。

世の中の情勢が大きく変わっていく中でも、当法人が、多くの方々にとって、欠かすことのできない存在であり続けるためにも、切磋琢磨し、皆様に頼られる法人になるべく、努力していく所存であります。

本年も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和5年元旦

医療法人社団 鎮誠会

理事長 李 笑求

令和3年度 医療法人社団 鎮誠会 パンフレット
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